2022年の夏に電力不足が懸念されることから、政府は「節電要請」を発表しました。
とはいえ、毎年やってくる猛暑の時期に冷房機器は欠かせないですよね。
扇風機もそうですが、どうしても必要不可欠になるのがエアコンですよね。
年々、暑さが増してくる夏の時期にエアコンは快適に生活する上で必須アイテム。
冷房機器でエアコンを使い始める家庭が増えてくるのではないでしょうか。
今回は、夏に必須アイテムのエアコンを上手に使って、節電しながらも
快適な生活を送るための情報を発信していきたいと思います。
誤解しがちなエアコンの節電方法5つ
①室外機のメンテナンスは不要
ずっと放置されがちな室外機にも実は節電方法があります。
室外機についている網目状の金属板はフィルターのような役割を果たしているため、
空気中のゴミなどが詰まりやすくなっています。これを放置しすぎると、運転効率が悪くなるぶん
電気代が高くなりかねません。必ず使用前には掃除するようにしましょう。
また、東京電力の調査では、
「室外機の周りを囲って空気の流れを妨げた場合、冷房効率が約17%低下する」
という調査結果が出ています。
室外機自体の掃除だけでなく、設置する周りの状況も非常に重要なことが分かると思います。
・使用前に必ず掃除をする
・室外機の周りに物を置かない
これらを注意しましょう!!
②送風機能について
冷房前に送風機能を使うことで、室内の空気が循環して冷房効率UPに期待できます。
そもそも送風機能というものは、内部のフィルターを乾かすことで結露,カビを防止する効果があります。最近のエアコンには、自動で行う機能がついているので、通常はONにしておきましょう。
③冷房中の換気は不要
②でも触れましたが、冷房中の換気というのは、実は送風機能と同じように冷房効率UPが非常に期待できるため、節電対策に効果が発揮できます。換気扇がある家庭だと、冷房を使いながら換気扇も回すと、より快適に過ごせるのではないでしょうか。
④ドライ(除湿)は冷房よりも得できる
そもそもドライというのは、言葉の通り「室内の湿度を下げる」という機能になっています。
電気代の観点から見てみると、必ず冷房よりもドライの方が節電できるというわけではありません。
使用しているエアコンによっては、冷房機能の方が節電になる場合もあるので注意しましょう。
⑤自動モードだと料金が高くなる
温度を変更しすぎたり、他の機能を使い分けしすぎると、かえって非効率運転につながるので
エアコン自体のON,OFFよりも、自動で風量などを調整してくれる自動機能の方が節電に繋がりやすいと思います。
エアコンの設定温度、1℃変わるだけで電気代が超お得に
大手企業のシャープやダイキン工業によると、設定温度が1℃変わるだけで電気代が約10%も節約できるそうです。
エアコンが効きすぎるからといって電源を切ってから次またONにしてしまうと、かえって電気代が跳ね上がってしまいます。エアコンは起動するときの電力消費が非常に大きいためです。温度調整をする場合は、電源を切ったり入れたりするのではなく、設定温度を変えてエアコン自体の温度調整機能に任せると全然変わるそうです。
夏季の節電方法3選
①エアコン使用前に換気をする
夕方の時間帯になると、外気温よりも部屋の中が暑い時があります。
そこで、窓を開けたりして換気をして部屋の中の暑い空気を外に逃がすことで、部屋の室温を下げることができます。
換気をするときには、風の通り道を作るために出来るだけ対角線上に窓を開けることが大切です。さらに、空気が出ていくほうの窓を大きく開放しておくと効率のいい換気ができるのでオススメです。
窓がひとつしか設置されていない場合は、開けた窓に向かって扇風機を向けておくことで換気しやすくなります。
②吹き出し口を上向きもしくは水平方向にする
温かい空気と比べて冷たい空気は密度が高く重いため、低い場所に集まる性質があります。
水平もしくは上向きの設定にしておくことで、天井を冷やした空気が下に落ちてくるので
部屋全体を涼しくすることが可能となります。
③除湿機能を併用する
そもそも除湿には「弱冷房除湿」「再熱除湿」の2種類の機能があります。
弱冷房除湿 冷房 再熱除湿 の順番で電気代が安くなります。
上記を見ての通り、冷房よりも弱冷房除湿の方が電気代が安くなりますが、冷房よりも温度が下がりにくいというデメリットがあるので、利用状況に応じて使い分けするといいかもしれません。
まとめ
この記事では、エアコンの節電方法について触れていきました。
・使用前には必ず室外機のフィルターを掃除する
・室外機の周りに物を置かない
・送風機能をONにしておく
・冷房中に換気をすると、より快適な空間に(換気扇を使ってもOK)
・変に、温度調整せずに自動運転機能に任せる
これらのことに気をつけながら、電気代を節約していきましょう。
快適な生活を送りたい方は是非、今回紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。
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