ようやく落ち着いたと思いきや、またさらにコロナの波が押し寄せてきましたね。
その影響もあってか、どこへ行ってもサイレンの音が鳴り止まない日々。
「せっかくゆっくりできると思ってたのに……」
「これから寝る時間だというのに今度はなんなんだよ……」
あちこちで鳴り響くサイレンに悩まされている人、いるのではないでしょうか?
「やっと子供寝かしつけたのに、また起きちゃう」
「深夜帯で余計うるさい」
正直、「またかよ…」で思ってしまっている自分がいます。
僕自身そうなんですが、サイレンの音どうにかできないの?と思ったりもしています。
今回は、僕と同じような思いを抱いている方がいるかもしれないと思って、記事を書きました。
サイレンの始まり
サイレン自体は約半世紀前から存在しており、
フランスの物理学者カニャール・ド・ラ・トゥールが考案したとされています。
ギリシャ神話に登場する海の怪物「セイレーン」が語源になったとの説があるようです。
日本では1932年に「大阪サイレン製作所」という会社が制作をスタートさせており、
これまで長きに渡る努力で試行錯誤を繰り返し工夫を重ねて、日々進化を遂げてきました。
当時の市民から多数の声があり、日本でも使用されるようになり現在に至ります。
そもそも何故、音を鳴らさないといけないのか?
救急車などの緊急自動車は、現場に急行する時などの緊急走行中、
サイレンを鳴らすことと赤色の蛍光灯をつけることが法令で義務付けられています。(道路交通法)
他には、
音量に関しては、前方20メートルの位置で90デシベル以上120デシベル以下
となっており、これより音量を下げることができないとなっています。
夜間帯であっても、様々な通行人がいることが考えられるのでサイレンで注意喚起する必要があり、どうしても鳴らさなければいけないとのことです。
サイレンを鳴らさないで走っているのは何故?
先程は、サイレンを鳴らす理由について記述しましたが、
逆に、サイレンを鳴らさずに走っているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
これに関しては、いくつか理由があります。
・訓練や事務連絡のための移動
・納車や整備、廃車のための移動
・病院に患者を搬送したあと
などが挙げられます。
また、走行中に誤報が判明したり、先着した隊員のみで対応可能と分かった場合は
サイレンを鳴らさない、もしくはそのまま戻ることがあります。
「近所迷惑かけたくない、サイレン鳴らさずにきてほしい」
救急車を呼ぶ時、「近所迷惑だし…」などの理由で、
サイレンを鳴らさずに来てほしいという要望が少なくないようです。
結論を言いますと、冒頭でも記述した通り、救急車はサイレン無しでは出動できません。
法令で定められている以上、守らなければいけませんし、
サイレンを鳴らし、蛍光灯を点灯するという条件を満たしているからこそ
信号が赤信号でもそのまま走り、周りを追い越して急行するという事が可能になっているわけです。
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